ニコニコ動画 閲覧 投稿 保存 役立つ活用と使用術
ニコニコ動画は、動画にチャット感覚でコメントを付けられるストリーミング動画サービスです。ユーザーは、動画共有サイト「YouTube」や「AmebaVision」で公開されている動画に対し、ニコニコ動画のインターフェイスを通じてコメントができます。
動画の再生中にコメントを入れると、動画の画面上にリアルタイムでコメントが表示されます。コメントは、動画のタイムライン上での秒数に紐づいて保存されるため、視聴したユーザーは、ユーザーが投稿したコメントが画面上に載った動画を視聴できます。
ニコニコ動画は、2006年12月12日より実験サービスとして提供されていましたが、2007年1月15日よりベータテストに移行しました。ベータ版では、元動画が削除された場合の演出効果が追加され笛のおにいさん「fooさん(ふうさん)」演奏の削除アナウンスが流れます。
ニコニコ動画は、ドワンゴが提供する携帯電話向けの音声・画像ストリーミングサービス「パケラジ」の次世代バージョンの開発途上で派生的に開発されたサービスだそうです。コンセプトやサービスの設計には、2ちゃんねる管理人の西村博之氏が参加しています。
ニワンゴは、「2006年12月12日から開始した実験サービスでは、試験提供のためニワンゴのサービスであることを伏せていました。ベータテストの期間は未定で、とりあえずはユーザーに使ってもらい、楽しんでいただきたい。将来的には広告モデルによる収入を考えている」とコメントしていました。また、現在ドワンゴではニコニコ動画に搭載されたコメントシステムを応用した新バージョンのパケラジを開発しています。
最近では「ニコニコ動画 (SP1) モバイル」として携帯電話端末向けにもサービスを提供しています。
サービスのバージョンは、「ニコニコ動画(仮)」「ニコニコ動画(β)」「ニコニコ動画(γ)」「ニコニコ動画(RC)」「ニコニコ動画(RC2)」、2008年3月5日からは「ニコニコ動画 (SP1)」という名称で、テスト運営としてサービスを行っています。負荷対策のためにユーザー数に制限を設け、サーバ増強に応じて少しずつその制限を緩和しています。ニコニコ動画が発行しているIDの番号が一定数以内のユーザーは常時アクセスが可能です。また、それとは別にニワニュース読者限定で配布された特別なID を持つ5000名に関しても常時アクセスが可能となっています。
ほかの動画配信・共有サイトと同様に、配信されている動画の中には著作権者に無断でアップロードされたものもしばしば見られ、それを問題視する見方もあります。しかし、趣向を凝らして制作された動画が高い人気を得るなど、独特のコメントシステムもあいまって、独自の文化を築きつつあります。
2008年1月21日の時点で、一般会員登録者数が500万人を越え、有料会員も17万4000人を突破しています。日本全体のトラフィックの約12分の1を占めるともいわれています。なお、2008年3月19日現在、常時ログイン・動画の視聴ができるIDは6,500,000番までとなっており、IDが6,500,001番以降の一般会員は午前2時から午後7時限定の時間帯限定で利用可能となっています。この常時解放のIDは、サーバ増強などのサービス向上とともに少しずつ増やしていますが、土日祝日のアクセス増などによる負荷対策など、場合によっては一時的に常時解放のID数を減らすこともあります。
ネットランナー誌2007年10月号の記事によれば、主要な動画共有サイトを比較すると、音質が最もよいのはニコニコ動画専用の共有サイトであるSMILEVIDEOだそうです。サイトによっては、アップロードした動画を、必ずサーバ側で自動的にエンコードし、解像度やビットレートを落としてしまうために、画質や音質が劣化が避けられないのに対し、SMILEVIDEOでは、映像・音声を合算したビットレートが規定値以内のFLV形式の動画であれば、動画の再エンコードがされないため、画質や音質を重視した動画を公開することが可能となっています。
(本文中一部WIKIPEDIAより抜粋)
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